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 ごあいさつ

 はじめに、昨年は3月11日の東日本大震災、9月に発生した紀伊半島台風12号など甚大な自然災害が相次ぐ、深く悲しい出来事の多い一年でありました。犠牲になられました方々に心より深くお見舞い申し上げ、被災地の一日も早い再生をお祈り申し上げます。またこのことで、多くの組合員・ご利用者の皆様から温かい義援を頂きましたことに衷心より御礼申し上げます。
 JAわかやまにおきましては、昨年2月和歌山市の特産生姜を使用した「生姜丸しぼりWakayamaGingerAle」が日本農業新聞一村逸品大賞を受賞し、6月にはキリンビールと共同開発し、スミノフウォッカを融合させたご当地カクテル「和歌山モスコミュール」を発表いたしました。ジンジャーエールは多方面からうれしい反響をたくさんいただき、販売本数100万本を突破し、祭りやイベントなどでも味わわれご好評いただいており、今、和歌山市を代表する産品の一つであると自負しております。我々JAの基本は農業を守り育てることであり、管内農業の振興や安全・安心な農産物の生産はもちろんのこと、特産品の新しい利用価値の提案や時代を捉えた様々な取り組みで、幅広い年代の方々に農に関心を持っていただくことで、更なるJAわかやまブランドの強化に繋げたいと考えております。
 2007年より取り組んでおります事業改革も、組合員の皆様のご協力により着実に進めております。5月には西部営農センターをオープンさせました。現在2営農センターと2新支店建設を進めており、来春の完成、オープンを計画しております。金融・共済・経済関連事業で皆様の地域協同組合として、お役に立てる専門的なサービスをお届けしていきたいと考えております。組合員・ご利用者の皆様に新店舗を快適にご利用いただくため、一丸となり利便性の向上を追求し、選ばれるJAを目指して参ります。
 世界の動向を見てみますと、ギリシャの財政問題に端を発したEU危機が発生し、急激な円高、長引く金利低迷など深刻な影響をもたらして未だ不安定な状態が続き、慎重な事業運営が求められています。また、11月にはアジア太平洋経済協力会議(APEC)が開催され、野田首相が環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加を表明いたしました。我々JAはTPPに関し、当初から安全に保障がない安価な輸入食料品の流入で日本農業が壊滅する恐れから、各地でTPP参加反対運動を展開して参りました。農業はその土地に根ざした人間の食を支える大切なものであり、一度失った担い手や圃場を取り戻すことは簡単なことではありません。TPPで国を開く、今がその大きな転換期だとするならば、100年先を見据え、日本農業が本当に持続できるような選択を見出すべきだと考えます。農を軸とする我々JAとしましては、今後も農業や食の重要性を発信し、訴えていかなくてはならないと考えております。
 2012年は国連が宣言した国際協同組合年でもあり、全世界で協同組合の良さや意義を再確認する様々な取り組みが行われています。協同組合の良さとは、第一に相互扶助(助け合い)の精神であります。農業協同組合におきましても、組合員・地域の皆様の豊かな暮らしに貢献することでJAに親しみを持っていただき、協同の輪を広げて参りたいと考えます。
 最後になりましたが、2012年が皆様にとりましても健やかで幸多き1年でありますようご祈念申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

平成24年1月            

わかやま農業協同組合      

代表理事組合長 川口 順弘


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